つくつく箱

何かつくったら入れるところ

粘土でめんたま作り

だいぶ前に、顔だけ作りかけて放置しているブツがある。
練習、人の顔 の後に、もうひとまわり小さいサイズでお試し作成したものの、作っていく途中でダメだと気づき、保留のまんまだった。

初めて人型にチャレンジしたとき、刺しすぎでカチカチになったので、目ん玉を埋めるのは諦めて目を閉じて終わりにしたのだけれど、白と黒の羊毛で目玉の球体を作って上から瞼を被せる、というのをいちど試したくて、そこだけ実験のつもりでやってみたのが
コレ。↓
 
うーん、真っ黒な瞳がなんだかノッペリしてて雰囲気が出ない。でも、このサイズに羊毛で虹彩とか凹凸とかチクチクするのは、今の私には無理っぽい気がする。

お人形作りの世界には、ドールアイってのがあって、ガラスや樹脂製のキラキラ美しい瞳が使われるようなので、そのあたりちょっと調べてみると、ほよよぉ〜、いろんな種類があって面白〜い♪
しかししかし、なんてよいお値段ですこと。ひゃ〜っヽ(゚∀゚)ノ
あたしにはもったいなくて、こんなの使えないヨ。(汗)

なら、自分で作れたらお安くできるんでないかい?
少々歪でも構やしないよ。大部分は埋めてしまうんだし、白い粘土とかでなんとかならん??てなことを考えていたのであった。

そして実際にやってみた。

乾かし中
「オイ、キタロゥ」

作り方はこんな感じで

球でなくても楕円の盛り上がったのでもいい気がするし、プリントして貼るのではなく描いてもいいと思う。ウチにあった絵の具はあまりに古くて変質してた。とほほ。

しかし、少々歪なのはまぁいいとして、それにしても寸法とかいろいろアバウトすぎた。黒目/白目=1/2の法則とかも無視。とにかく、早く結果が見たくて、乾燥もそこそこに、ちゃっちゃかちゃっちゃちゃーっ!と一気に突っ走ってしまった。
粘土が固まるまで数日待った。厚塗りニスが乾くまでも数日待つ必要がある。
でも、虹彩を貼り付けた時点で、こりゃ比率間違っとる。カッターで切りすぎだし虹彩がデカ過ぎなのは一目瞭然。
(´・ω・`)
いちから出直しますか?
イヤイヤ、モウマテナイ。
とりあえず、コレ埋めちゃえヽ(゚∀゚)ノ

羊毛の目玉と瞼の癒着した部分を鋏でチョキチョキして摘出手術。
そして陥没した眼孔の底にボンドをちょこっと置いて、そこへ粘土の目玉を鎮座させた。

瞳が赤すぎた。白目の幅がちょいと足りない。
全て設計ミスというか、そもそも最初からちゃんと測ってなかったというズボラせっかち・・・(汗)。

ん?ちょっと出過ぎかな?と、指で上から押してみる。

ぐにゅ

こ、この感触は・・・ヽ(;゚∀゚)ノ
ははははは、ニスの中のほうがまだ柔らかかったヨ。あうあう。
せっかく厚塗りして黒目のあたりに透明な盛り上がりをつけたのに、ぺっちゃんこ。
おまけに表面にシワシワが入って、もうどないもこないもありゃしません。

とにかくなんとなくの雰囲気だけでも確認できたら、実験としてはヨシっ!てぇことにして、表皮を被せてチクチクチク。
こんな感じになった。

目の周りの睫毛やらアイラインやら、まだまだ仕上げには程遠いけれど、前の真っ黒羊毛の瞳よりは、こころもち何処かを見ているような風情になった気もする。た、たぶん。なんとなく。きっと。
意図せずして目玉の表面がツルツルでなく皺々ザラザラになったので異物感が軽減されてるかもだけれど、とりあえずこれはこのまま活かして続きを作ってみようかな。


今回ひさしぶりに粘土やらニスやら使ってみて、あらためてニードルフェルトのお手軽さを実感した。気が向いた時にササッと出してすぐにできるし、用事ができたら中断して置いてもほとんど支障もなく、場所も取らない。
なんて私向き〜♪
粘土やらニスやら使う場合はもっと計画的にやらないとね。(;´▽`A''


【追記】2010.02.22
・大きさはこれぐらい(文庫本と比較)

・屋外の明るいところで撮りました。

ダメさがわかると思います(汗)。